A.消費者金融との取引を、利息制限法という法律で定められた金利を前提として再計算すると、借金が無くなるどころか払い過ぎになっていることがあります。この払いすぎた利息を取り戻すのが過払い金返還請求です。長年返済を続けているのに、借金が全然減らないという方もおられるかもしれません。利息制限法という法律では、例えば借金の元本が１０万円以上、１００万円未満の場合は、利息の上限は年１８パーセントと決められています。しかし、かつては消費者金融は、２３パーセントから２８パーセント程度の利息を定めている場合が多くありました。
この高い金利を利息制限法の金利に戻して計算しなおすと、現在の見かけ上の残額より借金が減る場合があります。さらに、取引期間が長くなると、借金が減るだけではなく払い過ぎとなっている場合もあります。この払いすぎた利息を取り戻すのが、過払い金返還請求です。
